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年々暑くなる日本の夏。。
うだるような暑さから逃げるようにして、先日3泊4日の北海道旅行に行ってきました!
4日間のうち1日を使って、道東の世界自然遺産 知床国立公園内にある知床五湖を訪れました♪
目次
世界自然遺産・知床国立公園 知床五湖とは?

知床五湖は、知床連山を背景に原生林の中にたたずむ5つの神秘的な湖です。
多くの野生動物の生息地でもあり、ヒグマの爪痕やクマゲラの食痕など知床の自然の豊かさを実感できる場所です。
知床五湖には「2つの歩き方」があります。一つは高架木道で、シーズンを通して無料・安全に散策していただけます。
そしてもう一つは地上遊歩道で、訪れる時期によって散策条件は異なりますが、原生の自然を存分に楽しむことが出来ます。
知床五湖では海や森、山や湖などの美しい景色を一度に楽しむことが出来ることから、自然豊かな世界自然遺産知床を象徴する景勝地として知られています。
出典:知床五湖フィールドハウスHP
知床五湖への入り口 知床五湖フィールドハウス

知床五湖地上遊歩道を散策する際は、安全のため必ず知床五湖フィールドハウスにてレクチャーを受ける必要があります。
またヒグマの活動期である5/10-7/31は個々での散策はNGです。全てガイドツアー利用に限られます。
知床五湖フィールドハウス
営業期間 : 4月下旬 – 11/8(閉園)
営業時間 : 7:30(10/21 ~ 8:30)
電話番号:0152-24-3323
公式HP:https://www.goko.go.jp/index.html![]()
知床フィールドハウスへのアクセス
知床フィールドハウスへは車かシャトルバス(8/1-25限定)で行きます。
◎車での行き方
- 旧施設の「知床五湖レストハウス(TEL:0152-24-2299)」を目的地に設定する。
- マップコード:「757 730 727」を目的地に設定する。
- まっぷるコード(MGコード):「100-1324」を目的地に設定する。※「まっぷるコード(MGコード)」検索対応モデルのカーナビのみ検索可能。
「知床フィールドハウス」と検索すると別の場所が表示されることがあるそうです。
◎シャトルバスでの行き方(2018年は8/1-25限定)
ウトロ温泉バスターミナル、または知床自然センターにてシャトルバスの乗車券を購入後、知床五湖(知床フィールドハウス)まで向かいます。
こちらのシャトルバスでは乗車券を購入すると、知床五湖だけでなくカムイワッカ湯の滝まで行くことも可能です。
環境保護のため、8/1-8/25の期間はマイカー規制をしており、知床五湖ーカムイワッカ湯の滝間のアクセスはシャトルバスのみ。
また知床五湖まで車で行ったのち、そこからシャトルバスへ乗り換えてカムイワッカ湯の滝まで行くこともできません。
同日にどちらも行く場合は必ずウトロ温泉バスターミナル、または知床自然センターからシャトルバスを利用しなければなりません。
私たちが行った際もちょうどマイカー規制の時期だったので、知床自然センターの駐車場に車を止めてシャトルバスへ乗り換えました…!
シャトルバスの時刻表はこちら(2018年版)

知床五湖での服装
8月2週目のよく晴れた日に行きましたが、その日はかなり冷えており薄手の長袖を羽織っていても少し肌寒かったです。
ただ歩いていると暖かくなってくるので、着脱できるパーカーなどが一枚あるといいと思います♪
また地上遊歩道を歩く時は晴れていても道がぬかるんでいる場合があります。
原生林を傷つけないために、ぬかるんだ道をそのまま通る必要があるので、靴は必ず汚れてもいいスニーカーやトレッキングシューズを履きましょう。
高架木道と地上遊歩道
知床五湖の散策は3つのルートに分かれています。
- 高架木道のみ
- 地上遊歩道小ループ(一周1.6km)
- 地上遊歩道大ループ(一周3.0km)
◎高架木道のみ
高架木道は全長約800m。一湖湖畔まで行くことが可能。
湖に映る知床連山や遙かに広がるオホーツク海など、知床五湖の魅力を気軽に体験することができます。
- 開園〜閉園まで利用は無料。
- ヒグマの出没に影響されず、利用することができます。
- 高架木道には電気柵(7000V)が張り巡らされているため、安全です。
- 段差がなく傾斜を抑えているため、車いすでも通行可能です。
- 高架木道の散策は、最終展望台からの折り返しコースです。地上遊歩道へ行くことはできません。
◎地上遊歩道
5つの湖を野生の息吹を感じながら原生林を散策します。
知床連山を湖面に写しながら静寂を保っているその姿は、まさに世界自然遺産「知床」にふさわしく、数多くの植物、動物たちを目にすることができます。
- 地上遊歩道は、レクチャーを受けた方のみ散策できます。
- 混雑に伴う植生浸食を避けるために、10分おきに50名までの立入になります。
- 地上遊歩道に入る人数を制限するために、混雑時は待ち時間が生じる可能性があります。立ち入る日の10日前から受付30分前まで予約をすることもできます。
- 安全管理のため、ヒグマの出没時は地上遊歩道を閉鎖します。
- 地上遊歩道散策ルートは 、大ループまたは、小ループの2パターンのルートで散策できます。 いずれも一方通行です。
- 高架木道は自由に散策できます。
- 地上遊歩道内にトイレ・売店はありません。
地上遊歩道大ループコースの感想
私たちは「せっかくここまで来たのだから」ということで大ループコースを散策することにしました!
まずは知床フィールドセンターでレクチャーを受けるためにチケットを購入。大人二枚で500円です。

次に申請書を記入します。
植生保護期(夏)の立入に際しては、知床五湖フィールドハウスにて立入認定申請が必要です。
申請書は現地にももちろんありますが、ダウンロードして事前に記入し持参することも可能です。
申請書ダウンロードはこちら
申請書とチケットを持って受付に行くと、認定証がもらえます!

散策へは食べ物はもちろん、飲み物は水かお茶しか持ち込めません。糖分が入っている飲み物はヒグマに察知されるそう。。
ハイキングだからといってポカリを買いそうになって危なかった…

また散策中にお手洗いなどは無いので、レクチャーを受ける前に必ず済ませましょう!
さて準備が出来たら、いよいよレクチャー開始!レクチャーは10分おきに開催されています。
レクチャーではまず映像を見て、ヒグマの生態や出会ってしまった時の対処法、出会わないための対策などを学びます。
また映像の後、係りの方から最近のヒグマ情報としてこんなMAPを見せていただきます。

ご覧の通り、かなり出没している模様。可愛らしいクマがたくさん貼り付けられています。
「あれ、活動期って終わったんじゃなかったっけ。4日前にバッチリ出没してるやん。。」
レクチャーを受けていた人たちが老若男女一斉にざわつきました(笑)
子供達も気が引き締まった様子。
レクチャーが終わるといよいよ散策開始!

クマに出会わないために手を叩いたり、「ホイホイ」と大きな声を出しながら歩きます。
小学生くらいのお子さんがいる家族が近くにいると、子供達が元気に声を出してくれるのでとても安心でした(笑)
大人の方々は恥ずかしがってあまり声を出さない印象。恥より命!積極的にここに人間いるよ!と発信しましょう。
そうすればクマの方から逃げてくれるらしいです。クマもできれば人間に会いたくないとのこと。

ヒグマに合わないかドキドキしながら歩いていましたが、とっても空気がきれいでかなり癒されます。
スタートから少し進んだところに早速五湖が見えてきました!
よく晴れていたので湖面に景色がくっきり。少し小さめです。

地上遊歩道にはこういう道が整備されています。
写真を撮る時も必ず決められた道の上で撮りましょう。

続いては四湖。
五湖の二倍ほどの大きさです。


この辺りに来ると時折キツネのふんらしきものがちらほら。
結局出会えずに終わりましたが。


進むたびに景色が変わって楽しいです。
尾瀬沼で有名なミズバショウが北海道では平地でもよく見られるとのこと。
知床五湖でもたくさん見ることができました。


地上遊歩道大ループコースは一番長い距離ですが、意外とあっという間です。
一番大きな二湖に着きました。


ラストの一湖!
これより先は高架木道です。


高架木道が見えてきました!
電気柵に覆われ、もう安全です。一安心(笑)

地上遊歩道は原生林の中を歩くという感じでしたが、高架木道は原生林を外から眺めるという感じ。
景色は全て開けています。


これで知床五湖フィールドハウスに戻って終了です!
正直終始ドキドキしましたが、無事クマに会うこともなく散策を楽しむことができました。
季節によって姿を変える知床五湖。
次回はガイド付きのヒグマ活動期に挑戦してみようかな。。
知床に行ったら是非世界自然遺産・知床国立公園 知床五湖で原生林の美しさを堪能してみては♪
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